シードフレーズは、暗号資産ウォレットを復元するための重要な情報で、12–24個のランダムな単語で構成されています。
このフレーズがなければ、ハードウェアウォレットが故障したり紛失した場合、ウォレットや資産を復元することは不可能です。そのため、シードフレーズを安全に管理し、記憶することが非常に重要です。
シードフレーズを覚えるべき?
- バックアップが失われた場合の保険
- 紙や金属プレートでバックアップを取ることは推奨されていますが、これらが紛失または破損した場合に備えて、記憶しておけば安心です。
- セキュリティの向上
- シードフレーズを物理的に保管している場所が第三者に知られるリスクを軽減できます。
- どこでもアクセス可能
- 頭の中に保管しておけば、デバイスや書類がなくても必要なときに復元できます。
シードフレーズを覚えるためのコツ
※シードフレーズの英単語の意味をネット検索しないでください。デバイスにシードフレーズを入力するのは御法度です!
以下のPDFを紙に印刷して、シードフレーズの読みと日本語の意味を覚えてみましょう!
絶対、紙に印刷しよう。
このPDFは【BIP 39 ワードリスト】。
シードフレーズに使われる英単語一覧です。
左に英単語。
右に対応する単語の、意味/カタカナ読み
を書いています。
※細かな意味や発音などは書き切れませんでした。
無理矢理詰め込んだので、字が小さいです。
必要があれば、拡大して大きな紙に印刷しましょう。
1. ストーリーを作る
シードフレーズの単語を使ってユニークな物語を作りましょう。
例:
- 単語: “apple”, “river”, “dog”, “mountain”
- ストーリー: 「リンゴを持った犬が川を渡り、山に登る冒険をした」
物語にすることで、単語の順番も自然と覚えやすくなります。
頭の中で映像にするとより覚えやすいです。
2. リズムや歌に乗せる
好きな曲のメロディーに合わせてシードフレーズを歌うと、記憶に残りやすくなります。
例:
- 曲のリズムに乗せて「apple, banana, cherry, dragon」を歌う。
シャワー中や運転中に口ずさむ(もしくは口パクする)のも効果的です。
3. 単語をグループ化する
12–24語のシードフレーズを4–6語ごとに区切り、小さな塊で覚えます。
例:
- グループ1: “apple, river, fox”
- グループ2: “eagle, dragon, lion”
短い塊で覚えることで負担を軽減できます。
4. 場所法(記憶の宮殿)
シードフレーズの単語を特定の場所に関連付けて覚える方法です。家の中を例にしてみましょう。
例:
- ソファ: “apple”
- テーブル: “dog”
- 冷蔵庫: “mountain”
場所をたどることで単語を思い出せます。
ただ、これはかなり高度な記憶法です。24単語程度なら不要です。
5. 毎日繰り返す
記憶は繰り返しで定着します。シャワー中や通勤中に、頭の中で単語をリピートする習慣を作りましょう。
結局これにつきます。
覚えるだけでは不十分!バックアップも必須
シードフレーズを覚えることは重要ですが、記憶だけに頼るのはリスクがあります。以下の方法でバックアップを取りましょう。
- 紙に書き留める
- 耐火金庫や貸金庫に保管します。
- 金属プレートに刻印
- 防水・防火性があり、長期保存に適しています。
- 複数箇所に分散保管(シャミアの秘密分散法)
- 同じシードフレーズを複数の場所に保管しておくと安心です。
注意点
- 他人に知られないようにする シードフレーズを口に出す際は、周囲に注意しましょう。
- デジタル保存は避ける スクリーンショットやクラウド保存は、ハッキングのリスクが高まります。
- 短いパスフレーズを避ける 簡単すぎるフレーズは辞書攻撃のリスクが高くなります。
まとめ
シードフレーズは暗号資産の生命線です。覚える努力をしながら、安全なバックアップも確保することが大切です。この記事で紹介した方法を活用して、あなたの大切な資産を守りましょう!
24単語くらいなら毎日繰り返せば、1週間くらいで身につきますよ!
p.s.
シードフレーズは機械任せじゃなくて、アナログ的な手法で作りましょう。
以下は英語だけど翻訳しながら読めばサイコロシードを作れます。
https://bitbox.swiss/blog/roll-the-dice-generate-your-own-seed